研究成果の発表

2024.5.22~24 公益社団法人 自動車技術会「2024年春季大会」で研究成果を発表、「学生ポスター セッション優秀賞」を受賞

2024年5月22日~24日に神奈川県のパシフィコ横浜で開催された公益社団法人 自動車技術会「2024年春季大会 第7回学生ポスターセッション」にて、本研究会の学生2名が研究成果の発表を行いました。

発表概要

富山県立大学 大学院工学研究科 修士1年の山田 樹氏が「自動車部品リビルト工程の分析とGHG排出量削減効果の算出-スタータ,オルタネータ,コンプレッサの事例-」と題した発表を行いました。 自動車リビルト部品とは、使用済み自動車から取り外した部品を分解し、磨耗・劣化した部分を新品部品と交換して、再度組み立てて品質チェックを行った部品のことです。 リビルト部品は、一般的に新品部品に比べてコストも環境負荷も低いとされていますが、リビルト部品のCO2削減効果については、現状では定量的に評価できていません。発表内容は、リビルト部品の生産工程を分析し、CO2削減効果を定量的に評価するものです。 山田氏の発表は特に優れたものと認められ、「学生ポスターセッション優秀賞」を受賞しました。

発表の様子

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また、富山県立大学 大学院工学研究科 修士1年の森岡 勇翔氏が「電気自動車部品の環境影響評価」と題した発表を行いました。 富山県立大学では、TAKEUCHI育英奨学会、富山県立大学重点領域研究の支援を受けて電気自動車の環境負荷等に関する研究を進めています。 発表内容は、2023年9月11日、12日にNGP組合員の株式会社マルトシ青木(静岡県藤枝市)の協力を得て、電気自動車部品の重量・素材調査を行った結果をもとに、ライフサイクルアセスメントを行ったものです。

発表の様子

発表内容の詳細はこちら

2024年春季大会 第7回学生ポスターセッション
https://www.jsae.or.jp/taikai/2024haru/student-poster-entry/

株式会社マルトシ青木における調査についてはこちら
https://www.ngp.gr.jp/topics/topics_109.php

2019.11.27 国際会議「EcoDesign2019」で研究成果を発表

2019年11月25日~27日に神奈川県のインターコンチネンタルホテルで開催されました 「EcoDesign2019環境配慮設計とインバース・マニュファクチャリングに関する国際会議」で、明治大学大学院 理工学研究科 機械工学専攻 修士1年 小林峻が「Adequacy Assessment of Automobile Repair Option for Product Value, Environmental Impact and Cost : Case Study of Automobile Starter Motor(自動車補修オプションの製品価値・環境負荷・コストの観点による適合性評価:自動車スターターモーターへの適用)」と題した発表を行いました。

発表概要

本論文は、自動車を修理する際の選択肢である新品部品、リビルト部品、リユース部品に対して、トータルパフォーマンス指標(TPI)※を用いた適合性評価方法を提案し、提案した方法を自動車スターターモーターへ適用することでリユース部品やリビルト部品は新品部品よりも低環境負荷かつ低コストでありながら,新品部品以上のトータルパフォーマンスを有していることを示したものです。
EcoDesign2019:
http://ecodenet.com/ed2019/

発表の様子

発表の様子

2018.11.4 「リビルトエンジン使用による二酸化炭素排出量削減効果」を発表

2018年11月4日~6日に沖縄県の読谷村文化センターで開催されました 「日本機械学会 第28回設計工学・システム部門講演会(D&S2018)」で、明治大学大学院 理工学研究科 機械工学専攻 修士1年 小林峻が「リビルトエンジン使用による二酸化炭素排出量削減効果」と題した発表を行いました。

発表概要

自動車のリビルトエンジンとは、廃車から取り外されたエンジンを、完全に分解、洗浄、検査、修理、加工を施し消耗品は新品部品に交換し、組付けた後に実働テストを行った製品です。一般的にリビルトエンジンは新品部品に比べ低コスト、低環境負荷です。 しかし、リビルトエンジンが「どのくらい環境に優しいのか」の定量的な評価は行われていません。この研究では、自動車の修理時にリビルトエンジンを使用した場合のCO2排出量削減効果を定量的に評価し、リビルトエンジンの環境貢献度をユーザーに示すことを目的としています。

D&S2018:
https://www.jsme.or.jp/conference/dsdconf18/index.html

発表の様子

発表の様子

リビルトエンジン使用による二酸化炭素排出量削減効果

2018.07.09 NGP産学協同研究会、イタリアで開催された「TE2018」で研究成果を発表

2018年7月3日~6日にイタリアのモデナ大学で開催されました 「TE2018 (The 25th International Conference on Transdisciplinary Engineering)」で、明治大学大学院 理工学研究科 機械工学専攻 修士2年 岡本拓也が「Proposal of an appropriate repair option from the view point of product value, environment impact and cost: case study of automobile engine(自動車部品の使用価値、環境負荷、コストの観点からの適切な補修方法の提案:自動車用エンジンを事例として)」と題した発表を行いました。

発表概要

自動車リユース部品とは、廃車から再利用可能な部品を取り出し、洗浄、点検した部品です。一般的にリユース部品は新品部品に比べ低コスト、低環境負荷です。しかし、使用価値と寿命は新品部品に比べて劣ります。よって、自動車のライフサイクル全体を通して考えた場合、ユーザの使用予定期間によっては、必ずしもユーザにとってリユース部品を使用することが有益ではありません。この研究では、自動車のライフサイクル全体を通して、使用価値、環境負荷、コストの観点から、ユーザに有益な補修方法を提案することを目的としています。
TE2018は、最新かつ関連性のある研究や理論、活動を工学分野の最前線に広げ、コンカレントエンジニアリングとコラボレーティブエンジニアリングの方法論を発展させることを目的に、今年で25回目の開催となる国際学会です。 聴講者の方からは「自動車以外の様々な製品分野でも、部品をリユースしようと力を入れている。様々な観点からリユース部品を評価し、リユース部品の使用促進をすることは重要である」など高い評価を得ることができました。

TE2018:
https://www.te2018.com/

発表の様子

発表の様子

発表の様子

発表の様子

2017.10.08

017年10月8日に新居浜工業高等専門学校で開催されました「日本設計工学会 2017年度秋季研究発表講演会」で、明治大学 機械工学専攻 修士1年の岡本拓也氏が、「自動車リユース部品のトータルパフォーマンス評価」と題した講演を行ないました。

日本設計工学会 春季・秋季大会研究発表講演会:
https://jsde.or.jp/japanese/conference.html

発表の様子

発表の様子

発表資料

発表資料

2016.10.06

2016年10月3日~6日に京都テルサ(京都市)で開催されました 「第12回エコバランス国際会議」で明治大学理工学部機械情報工学科 井上 全人准教授が「A Case study in quantitative estimation of the CO2-emissions reduction from 50 major reuse parts for Japanese automobile based on data of vehicle inspection certificate(日本の自動車リユース主要50部品の二酸化炭素排出削減量の車検証データに基づく定量的推定)」と題した発表を行いました。エコバランス国際会議は、世界中のLCA を含む地球環境の負荷を削減する研究に携わる専門家が集まる会議で、LCA のユーザー(NGP)として発表をすることで評価や貴重な意見をもらうことが出来ます。聴講者の方からは39 台(27 車種)の50 部品をここまで細かく調査をしたことを高く評価していただきました。

EcoBalance2016:
http://www.ecobalance2016.org/index.html

研究成果の発表

国際会議ということで、スウェーデンやオランダなどのLCA関係者に研究の成果を説明

研究成果の発表

常に聴講者が訪れる状態が続き、好評に終わった

2016.03.15

2016年3月2日~4日に東京大学(柏キャンパス)で開催されました 「第11回日本LCA学会研究発表会」で明治大学大学院 理工学研究科 機械工学専攻 設計シテム研究室の高橋颯太氏が「温室効果ガス排出削減量評価の算定および公開事例-自動車リユース主要50部品-」と題した講演を行いました。

2015.09.10

2015年9月6日~7日に徳島県・阿波観光ホテルで開催されました
iDECON2015 設計とコンカレントエンジニアリングに関する国際会議」で明治大学大学院 理工学研究科 機械工学専攻 設計シテム研究室の高橋颯太研究員が「自動車リユースパーツ使用時の環境負荷削減効果」と題した講演を行いました。

2014.09.20

9月17~19日に徳島大学で開催された「日本機械学会第24回設計工学・システム部門講演会」で、明治大学理工学部機械情報工学科設計システム研究室の高橋颯太氏が、「自動車解体工場調査に基づくリユース部品使用時の環境負荷削減効果」についての口頭・ポスター発表を行いました。 なお、高橋颯太氏は同講演会で「日本機械学会 設計工学・システム部門 D&Sコンテスト優秀表彰」を受賞しています。

2014.09.05

8月31日~9月3日にチェコ共和国のピルゼンで開催された「ICDES2014 第3回設計工学に関する国際会議」で、明治大学理工学部機械情報工学科設計システム研究室の岩崎誠和氏が、「自動車リサイクルパーツの環境負荷削減効果」と題した講演を行いました。



2024年10月
リサイクル部品利用に伴うCO2削減量
2,216t
リターナブル梱包利用に伴うCO2削減量
0.6t