お知らせ

第3回「大型自動車リサイクル部品による環境負荷低減効果の研究」
~リサイクル部品の重量・素材の調査~

2025.3.5

NGP×JTP 大型自動車リサイクル部品産学共同研究会では、2025年3月3日~3月5日、大型自動車リサイクル部品のCO2削減効果の算出を目的とした、大型自動車リサイクル部品の重量・素材調査をJTP 加盟会社の株式会社新井商会様(兵庫県姫路市)にて実施しました。

今回は、2024年9月から行っているキャビン(人が乗る部分)の重量・素材調査と、2024年11月から行っているエンジンとトランスミッションの重量・素材調査を引き続き行いました。加えて、新たに2台のキャビンの解体および構成部品の重量・素材調査と、エンジンのリサイクル部品を生産する際の洗浄工程調査なども併せて行いました。NGPからはサステナブル委員会を含め8名、富山県立大学からは先生を含め4名、JTP からは環境委員会を含め9名が参加され、総勢21名での調査となりました。

キャビンの重量・素材調査の様子

エンジン、トランスミッションの重量・素材調査の様子

エンジンのリサイクル部品の洗浄工程調査の様子

重量と素材の調査は、新品部品生産時のCO2 がどのくらい出るのかを算出するために必要な調査で、LCA ソフトを用いてCO2 の量を算出します。そして、9 月の事前調査で実施したリサイクル部品を生産する際に発生するCO2 と、今回調査した洗浄工程で発生するCO2 を足して、新品部品生産時のCO2 量から差し引くことで、はじめてリサイクル部品を利用することによるCO2 削減効果を算出することができるようになります。
詳細はこちら(https://www.nepp.jp/research/)

今後もNGP×JTP 大型自動車リサイクル部品産学共同研究会では、大型自動車リサイクル部品のCO2 削減効果の算出のために活動を続けていくとともに、リサイクル部品の利用拡大を通じて、カーボンニュートラルの達成とサーキュラーエコノミーの推進を目指し、自動車リサイクルが持続可能な社会に貢献することを目指していきます。

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2025年1月
リサイクル部品利用に伴うCO2削減量
2,000t
リターナブル梱包利用に伴うCO2削減量
0.7t