NGP×JTP大型自動車リサイクル部品産学共同研究会では、2024年11月28・29日、大型自動車リサイクル部品のCO2削減効果の算出を目的とした、大型自動車リサイクル部品の重量・素材調査をJTP加盟会社の株式会社新井商会様(兵庫県姫路市)において実施しました。
今回は、2024年9月の事前調査の際に実施したキャビン(人が乗る部分)の解体とキャビンを構成する部品(ドア、バンパーなど)の重量・素材調査を引き続き行うとともに、新たにエンジンの重量・素材調査も行いました。
NGP本部職員と富山県立大学の教員・学生に加えて、JTPから新井代表理事、竹中専務の他、新副代表理事2名と今期より新設された環境委員会委員長及び委員の6名が参加され、教員と学生に混じって率先して調査に参加してくださいました。
キャビンを構成する部品の重量・素材調査の様子
エンジンの重量・素材調査の様子
重量と素材の調査は、新品部品生産時のCO2がどのくらい出るのかを算出するために必要な調査で、LCAソフトを用いてCO2の量を算出します。そして、9月の事前調査で実施したリサイクル部品を生産する際に発生するCO2の量を差し引くことで、はじめてリサイクル部品を利用することによるCO2削減効果を算出することができるようになります。
詳細はこちら(https://www.nepp.jp/research/)
今後もNGP×JTP大型自動車リサイクル部品産学共同研究会では、大型自動車リサイクル部品のCO2削減効果の算出のために活動を続けていくとともに、リサイクル部品の利用拡大を通じて、カーボンニュートラルの達成とサーキュラーエコノミーの推進を目指し、自動車リサイクルが持続可能な社会に貢献することを目指していきます。
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