NGP×JTP大型自動車リサイクル部品産学共同研究会では、2024年9月10・11日、大型自動車リサイクル部品のCO2削減効果の算出を目指して、トラックの解体とリサイクル部品の生産工程を把握し、今後の進め方を決めるための事前調査をJTP加盟会社の株式会社新井商会様(兵庫県姫路市)において実施しました。
NGP本部職員と富山県立大学の教員・学生は、トラックのリサイクル工程の見学が初めてのため、トラックの入庫から解体、リサイクル部品の生産までの一連の工程を見学し、トラックのリサイクルに対する見識を深めました。
普通乗用車とは異なる部分も多く、規模に圧倒された部分も多くありました。
トラックの解体工程の見学の様子
その後、同社のご協力のもと、リサイクル部品生産時のCO2排出量を把握するため、リサイクル部品の生産工程についてデータを取るとともに、電力・ガス等の使用量についてヒアリングを行いました。
また、新品部品生産時のCO2を算出するために、売れ筋かつ大型の部品から優先して調査したいとの考えから、キャビン(人が乗る部分)から調査を行いました。
キャビンの重量・素材調査の様子
今後もNGP×JTP大型自動車リサイクル部品産学共同研究会では、大型自動車リサイクル部品のCO2削減効果の算出のために活動を続けていくとともに、リサイクル部品の利用拡大を通じて、カーボンニュートラルの達成とサーキュラーエコノミーの推進を目指し、自動車リサイクルが持続可能な社会に貢献することを目指していきます。
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